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あなたの死を覗き込み 死と向き合ってしまう





死に関して

もう少し見つめて行くと

とても面白い事が見えて来る




あなたが怖れているのは

身体の死を怖れているのではなく

あなたが あなただと思い込んでいる

ものの死の方だと言う事が見えて来る。




あなたの身体が無くなる事で

あなたが あなたと思い込んで来たものが

一体どうなってしまうかを

あなたは怖れている。




勿論 一緒に

消えてしまうに

決まっているじゃん。




けれど消えて行くのは

その時ではなくて

毎日、毎時、毎分、毎秒、毎瞬のように

実際には あなたは過去という

過ぎ去った時間の中に消えている

そして残るのは残像である記憶の方だけだよ。




その記憶の中をさして その記憶が

まだ在るかのようにに捉える事によって

あなたは自分を自覚する。




或いは その記憶を

まだ来てもいない未来に置き
 
その未来を見つめる事で

あなたは安心したり あなた自身を

自覚したりしているけれど

あなたの見ている夢や目標という未来は

あなたの頭の中に在るもので空想だよ

現実じゃない それを見ている あなたも

空想の中に居て 空想という材質で

出来上がっている。

あなたは現実の中には居ずに

空想の中に生きている事になる。




そういった事実に

あなたが気づかなければ

あなたは実際には空想の中に生きたままで

一度も生まれないままに 現実の この世界を

去る事になるかも知れないのです。




そして今迄 あなたがして来た

知識や経験を指して あなたは

自己を自覚したり守ろうとしたりする

けれど実際には守るべき あなたなんて

どこにも居やしないよ。




だから夢が破れたからと言って

死のうとするなんて あなたは何か

勘違いをしているだけだよ。

消えるのは あなたの頭の中にある

破れた夢や 果たせなかった目標が

残骸のように山積みになっている

まるで墓場のような あなたの空想の方こそが

消えてくれれば良いだけでしょう?




それなら簡単

そんなものは一度も

”いま”という現実の中には

在った事などなかったんだよ。




それが 有ったのは

あなたの頭の中だけに在った。

”いま”という活き活きとした

現実の中には頭は生きられないんだ

”いま”という現実の中では 頭は

思考は停止させられてしまう。




”いま”という

時を超えてしまった場所には

あなたは無防備で入っていく必要がある

何一つとして持って行けるものなど

無いんだよ そこは裸の あなたのままで

なければ入れないように出来ている。




だから今迄も

何度も口が酸っぱくなるほど

言って来たことがある

あなたが どこまでも正直なった場所に在る

弱くて 駄目で 情けない 出来損ないの

あなたこそ 本物の あなただと。

その あなたこそ 何一つとして

持ち合わせてなど居ない あなたの姿だ




その あなたのままで

歩む時に あなたは

強くなりたいなんて思わなくなるし

死にたいとも思わなくなる。




活き活きとした

”いま”の中に居られる あなたは

この本物の あなただけだからだ。




そして この本物の

あなたは過去も未来も超えてしまった

”いま”だけの中に いつも生きているから

何の悩みも 何の問題も背負ってなどいない。




生まれた悩みや問題は あっさりと

それまでの あなたと共に過去の中へと

消えて行くのを見送ってしまうのだ

常に生まれたての 新たな あなたと共に

生きる事を知っている




だから あなたが

どこまでも正直になった場所に在る

弱くて 駄目で 情けない 出来損ないの

あなたと言うのは 単なる言葉などではなく

その度に 新しい 弱くて 駄目で 情けない

出来損ないの あなたでしょう?




新しく生まれる 

あなたに目を奪われたり

その あなたに見入ってしまうのではなくて

あなた自体の背景側にある 大きな空間こそが

あなたの姿なのだと知っているから

新しく生まれる小さな一つ一つの あなたには

一切の未練など持たないで居られるのです。





私が最初に

今迄の自分が実際には

居なかったのだと言う事を

実感で理解出来た時 自分の内側が

何も無くなってしまい ただの からっぽの

抜け殻となってしまったような感じがしました。




空間全体が

自分だなどと捉えようもなく

戸惑い困惑し呆然としていました。

けれど それと似たような感覚なら

それまでにも体験した事が

有るような気がしました。




例えば何かに挫折してしまった時であったり

例えば大好きな彼女にふられてしまった時で

あったりと 自分の中の全てが

崩れ去ってしまうと言った感覚ならば

過去に幾度かは体験した事の有る感覚でした。




けれど 過っての それは

普段生きている場所から

自分が落ちてしまった場所であり

そのまま そこで生きる事など

出来ない場所だと思い込んでいましたし
 
それどころか直ぐにも その場から抜け出す為に

新たな何かを探そうとばかりしていました。




その場所で 

何も見出す事なく 生きようなどとは

夢にも思いませんでしたし 

そんな人が居るとしたら

気でも ふれてしまっている人か

頭が どうかしている人なのだと

思っていました。




けれど 私には もう

その場所に立ち そこが生きられるのか

生きられないのかを確かめる以外には

道は残されていませんでした。




それ以外の道は

全て歩き尽くしてしまい

他の場所では本当の意味で

満たされ続ける場所など

何処にも無かったからです。




だから 最後に残された

その場所を確かめ終わって

その場所にも無いとしたなら

人が永遠に満たされる場所など無いのだと

そんな場所は夢物語なのだと諦めるつもりでいました。




だから本気でした。

そこを確かめ終わったなら

幼い頃に母を亡くした頃から

無意識に探し求め続けていた

母の消えていった場所探しは

諦めるつもりでいました。




その場所に降り立ち・・・

降り立ちというより それまでの

自分が自分と思い込んでいたものが

消えた途端に 私の立っている場所は

そこだったというだけの事なのです。

そこしかなかったというだけの事なのです。




何も無い場所で 意識だけがある

そんな感じでした 自分と呼べるものさえ無い。

その場所は こんなに直ぐ近くにあるのです。

自分が居ないと理解した途端に
 
その場所に居るのですから。




その場所で

最初に感じられるものは

確かに虚しさや空虚さだけです。

けれど それからも逃げ出さずに

その虚しさを空虚さを味わっていると

その虚しさや空虚ささえ直ぐに時の流れの中に

蒸発して行き無くなってしまうのです。




何も無い空間 

虚しさや空虚ささえ無い空間

そこに立ち留まり続けていると

自分さえも消え去り 

再び新しく生まれて来る事を

目の当たりに見る事が出来ます。




そして ある日 

空間の中味にばかり

拘るがあまりに目にする事をしていなかった

空間自体に充満している目に見えない

透明な何かが存在している事に

初めて気づきだしてしまいます。




あらゆる事が

行われている背景側を見る事を

全くしていなかった事に気づけてしまいます。




目に見えないからと言って

何も無い訳では無いのです。

目に見えるものより 遥かに重要な何かが

その背景には充満しているのです。




そこは空虚で

虚しい空間などではなく

大きな命の元が充満している空間です。




あらゆるものを生かしてしまう

在りと あらゆる生きているものと

向き合い 命を流し込み 吹き込み続けている

大元こそが その空間なのだと解かって来ます。




それは とても

活き活きとした

居心地の良い空間なのだという事が

誰にでも解かるようになっています。

その空間こそが あなたそのものなのです。






























あなたの
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絶望から あなたを救い出し
生きる上での大きなヒントを与える
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by 1000nen-ai | 2010-08-10 11:10  

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