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何も無い空間の中にこそ 至福は宿っています







あなたの中の

何も無い空間には

あなたの事を無理矢理に

奮い立たせてしまう様な




血湧き肉躍る様な

必要以上の元気さなど

生まれては来ないけれど




静かで

有りながら

満たされ切ってしまった




自然で

充足した元気さが

充分過ぎる位に既に

備わってしまっています。




そして

最も違う事は

今迄の あなたが

あなたに対してしていた様に




いつも何かを

言い聞かせたり

自分にとって都合の良い

事ばかりを掻き集めて作った

作品の様な あなたではなく




あなたが

何もしなくても

あなたが あなたに対して

何ひとつ言い聞かせたり

していなくても




あなたの中の

何も無い空間には

静かで満ち足りた幸福感が

いつも溢れる位にまで目一杯に

充満してしまっているのです。




ところが あなたは

あなたの中に あなたが

何も作り出さなくても充分な

幸福感が在ると言う事を

全く知らないのです。




だから

あなたは

いつも必死に成って

無理矢理に作り上げた




必要以上の

元気さで塗り固めた様な

あなたの事を 本物の あなただと

信じて生きる以外には無いと思い込んで

生きているのです。




インチキだらけで

有り得ない様な姿をした

あなたの事を あなただと

思い込むしかないのです。




もしも そんな

あなたの事を手放して

しまったり 或いは何かの

失敗に依って それまでの

あなたの姿が崩れてしまったならば

あなたは生きて行く事など出来ないと

本気で怖れてしまっているのです。




だから あなたは

作り上げた あなたを守る事に

必死に成るしか無いのです。




それが守るべき

最後の砦の様に感じて

しまっているからです。




けれども

それは違います。




あなたは

あなたが あなただと

信じていた あなたの姿が

崩れてしまっても生きて行く事が

立派に出来ます。




あなたが

それまでの

あなたの姿が

崩れてしまう事に依って

落胆してしまい 自ら死を

選んでしまわない限り 




あなたは

”今迄の あなた無しでも

生きる事が出来る”と言う

事実を知る事が出来る様に

成っています。




あなたが

まだ一度も

生きた事が無い




あなたの中の

何も無い ただの

空間としての場所へと

あなたが辿り着く事が

出来ただけで




あなたは何も

していないのに

あなたの何も無いはずの

空間の中に満ち足りた充足感が

静かに広がって行くのが解ります。




それは

あなたが何も無い

ただの空間としての

あなたの事を受け容れる事が

出来たと同時に解る事です。




何も無い空間は

ただ何も無い空間では無く

目に見えるものが何も無いだけで

目には見えないものが一杯に詰まった

至福の空間だったのです。




あなたが

何も出来ていないのに

満ち足りた充足感が広がり




あなたの中に

何一つとして持ってなど

いないのに あなたの中は

至福で一杯なのです。




今迄

あなたが

生きられると

思っていた場所は

本当は生きる事など

出来ない場所で有り




今迄

あなたが

生きられないと

思っていた場所こそが

本当は満ち足りて生きられる

場所だったのです。




誰も居ないし

何も無いのに

そこに来た全ての者を

至福で満たしてしまう空間が

あなたの中にも眠らされ

放置されたままでいるのです。




派手で

目立つ方にばかり

ついて行くのでは無くて




地味で

目立たない方にも

目を向けてみる事です。




それによって

あなたの中に

放置されてしまったままの

本来の あなたの場所を探し出して

しまう事が出来るかも知れません。
























































































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by 1000nen-ai | 2015-01-20 13:16 | 恋愛  

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