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幼い頃の私の中にある雨の日





幼い頃に母を亡くして 暫くすると

私は なぜか雨の日が好きになっていました。

部屋の大きな窓から眺める 

雨の日の外の景色を見るのが好きでした。

何時間でも一人で外の景色を眺めていました。




それは何か自分が守られている中に居る事を

再確認するような場でした。




降りしきる雨から建物によって守られている事を

感じながら外の景色を眺めている事が好きでした。




それは母の死後 暫く続きました。

母から受けていた安心感を

雨の日の中に見い出していたのかも知れません。

だから その感覚は とても切ない懐かしさを伴なっていました。




そして それから数十年を経た今

いつでも どこでも 

とても大きく とても深い

安心感と共に居られるようになれてしまいました。




それは生の神秘性と謎を

解き明かして歩く途中で手にしたものです。




更に 母の消えていった場所が 

一体どこなのか?という事までを

見て取ることまで出来てしまいました。




その場所こそ

私が普段から伝えている”空(くう)”です。




そこは多くの生の

出発点であり 終着点です。

あなたも そこから やって来ましたし

やがては そこに帰るのです。

但し 単なるエネルギーとして、

単なるエネルギーの質量としてですけれどね。




身体を無くした後に”空”へと帰るのは誰もが

黙っていてもそうなるのです。




けれど そこには今直ぐにでも 

あなたが望めば 帰り着く事が出来てしまいますし

私の感じている 大きく豊かな安心感を

手にする事が出来るのです。




何も それは

限られた特別な人にだけ許されている道などではなく

誰の前にも公平に開かれています。

あなたが真剣に望みさえすれば道は見えて来ます。




だって私の この道の出発地点は

ただ母に もう一度 逢いたかっただけなのですから^^

あの永遠のように感じられた安心感と

再び逢いたかっただけなのですから・・・。

動機は とても単純でしょう?




今 思いましたけれど

これは全て 母の死で

母が私達に残していってくれたものだったのです。

素直に母の後を追い求めさえすれば 私の前に

必然的に広がる道だったのです。

今迄 多くの悲しみを乗り越えなくてはならなかったけれど

その悲しみ達に ここへと 連れて来てもらえました。



大丈夫だよ 母さん

あなたの愛は 今でも ちゃんと私に届いていますから

気づくのが遅くなって ごめんね

気づいていたけれど ここまでは気づいてはいなかったよ




こんなに大きな愛を残してくれて ありがとう

私は あなたの力で ここまで歩いて来れました。




遠くから 

あなたが照らし続けてくれた 

一筋の灯りの御蔭で

私は 此処まで 歩いて来れたのです。




その灯りは 

今も私の胸の中に灯っています。

母さんと やっと一緒になれたのです。




空(くう)は 母さんの溶けて行った場所だから

私は 怖れる事無く身を預け 溶け去る事が出来たのですよ。

それ以来 私は いつも あなたと一緒にいます。

今もです。母さん。
















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by 1000nen-ai | 2009-03-02 10:12 | 恋愛  

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