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いのち の 循環





この話しは

余り人には話したくない話しでもあるのだ

私の普段 開いている講座は事実を

事実のままに受け止められるハートを養う講座だから




その講座とは 対極にある話しなので

余り 人には話したくないし誤解して

受け取っても欲しくは無いので 

今迄も極、限られた人にしか

話して来ていない話しなのだ。

だから事実だけを書いてみる事にする。




今では必要が無いので

あまり その術を使ってはいないけれど




必要に迫られた時に

私は いつでも実際に母と逢う事が出来る

それは 何も母に限った事では無いのだけれど

人には そんな力が元々備わっているようなのだ




あなたにも そんな力が宿っている

ただ現在さえも混乱して

受け止める事の出来ない状態の時には

それらが 全く見えないだけだ。




現在を受け止める事が出来て

他の どんな事に対しても動揺せずに

受け止め対応出来る能力が 

あなたの中に開花し、

あなたの側の準備が整った時に 

それらは あなたの前に姿を現して来る





いいや 

元々 存在していたけれど

あなたが現在の事で余りに忙しすぎて

あなたの目には映らなかっただけだ。





私が母に逢ったのは

父が大腸癌で入院した時だった

病院の父のベットの脇に母は居た。

周りの誰にも見えてはいなかったけれど

私には ちゃんと見えていた 透明な姿で

母は白い着物を着て 父を見守るように

寄り添っていた。




それは幽霊とか亡霊とか

そういった類のものじゃない。

綺麗で透明感を持った純化された

エネルギーとして存在する。




だから怖さや暗さなどといった

感覚を抱く必要もないし

そんな感覚など 全く 起こり得ない。




勿論会話も可能だよ。

心の中に母の言葉は浮かび上がるし

私の心に想い浮かべた言葉が母に聞こえている。





父も その他の周りの人も 

それを 全く知らない様子だった。

多分 母の姿が見えていたのは私だけだった

けれど確かに母は 毎日 父の傍に寄り添っていた。





その頃 

兄と一緒に暮らしていた父を

兄達と上手くいかない父の事を

母は とても心配していた様子で

母は父を連れて行くと言う。




母は 母の死後

母の遺言通りに 母との約束を果たし
 
子供達を一人で育て上げた父を

本当に心配していた。ましてや 母が亡くなる事で

父と離れることになってしまってから

母は何十年もの間 父を見守り続けて来たのだから

”そんなに あなた達が お父さんを大切にしないで

粗末に扱うのなら連れて行く”と想うのは当然だった。




私は母を説得した。

父はこれくらいの事には耐えられるし

第一 まだ父の逝く時ではないと話すと

最後には母は大粒の涙を零しながら解っくれた。




それは私の手の平にも感触として

感じられるくらいの 母の涙だった。




やがて父の大腸癌の手術も成功し

後数週間もすれば退院出来ると云う頃

父が激しく咳き込んだと思った途端

術後の傷口が大きく開いてしまい

緊急手術を余儀なくされてしまった。




その夜 再びICUで看病を受ける父の枕元に

母の迎えが来たと父は言う

傷口の余りの痛みに今は一緒に行く事が出来ないと

言う父に 当日同じくICUの病室に同室していた

隣の患者が ”あなたが逝かないのならば

私に逝かせて下さい”と言って 隣の人が一緒に

連れて行ってもらってしまったと言うのだ。




そして翌朝

その人は実際に亡くなってしまっていた。




勿論 私は母の事を

一言も 父には話してはいなかった。




その後 父は大腸癌から見事に生還した。




私は こういった事を経て

今では 死の向こう側にある生とも

対峙し見つめるようになって来た。

それは怖れる様な事でも何でもないような気がするのだ。














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by 1000nen-ai | 2009-03-12 09:58 | 恋愛  

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