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時を超えた”今”の中に生きる





あなたが一生懸命になって生きた時にだけ

ようやく微かに触れられる”今”がある




けれど 

その”今”という時間は

一瞬で過ぎ去っていく

一瞬で過去の中へと滑り込んで行き

二度と帰る事は無いものだ。




ところが 

あなたが一生懸命になど
 
全く成らなくても その今を 

ずっと連続して味わえてしまう場所が

あなたの中には 確かにあるのだ。

それは まだ眠りに付いたままだけれどね。




覚醒とは あなたの中の

その場所が目覚めてしまう事を言うんだよ。




あなたの中の

”私”という感覚が消えた時に

初めて あなたの中に

あなたの周り全体が入り込んで来る。




あなた側の判断やら

判定などに阻まれる事無しに

一切のものが 全て入り込んで来てしまう。



あなたの中に入り込んだ

一切合切のどれにも 

あなたが捉われない時に

一切合切を含んだ空間全体が

自己など無しの自己となる

無自覚なる自己だよ。これを無と呼ぶ。




更に あなたの中に、

あなたの内面に、入り込んだ空間
 
そして その内面の空間と繋がる 

あなたの身体の外側に広がる同質の

空間全体が あなたと成った時 あなたは
 
あなたの中に次々と流れ込んで来る

今の中に連続して居られるようになってしまう。

こうして時を超えた”今”の中に あなたは生きられるようになる。




無の感知は 

どちらかと言うとネガティブかも知れない。

自己など無かった事の認識だからだ。




空の感知は 

どちらかと言えばポジティブだよ。

何も無くなってしまった空虚感の中に佇み

全体を見るとは無しに見た時に

無も焦点を絞って見てしまっていると言う事に気づけ

どこにも焦点を合わせずに 見る事をした時に

そこに いつも当たり前の様に存在していた

全てを占めている 途方も無い空間を

感知する事が出来る。  

そこで初めて あなたの目の前に全体が姿を顕わにする。















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by 1000nen-ai | 2009-03-16 09:25  

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